5.8GHz帯

免許&資格なしで飛ばせるドローンと、飛ばせないドローン

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【この記事でわかること】

ドローンを飛ばすのに、「資格」がないとダメと思っている皆さんへ!
ドローンを飛ばしたり、空撮するのには資格や免許はいりません! が、免許のいるドローンも売られています。

そこで、免許や資格がいるドローン、いらないドローンをわかりやすく解説していきます!

免許&資格なしで飛ばせるドローンと、飛ばせないドローン

ドローンって飛ばすのに資格いるんでしょ? よく聞かれます(笑)

あなたやあなたの周りの方でもいませんか?

ですが、基本的にはドローンを飛ばすのに、免許や資格は必要ありません。
しかし、免許が必要なドローンも実は売られています。

そんな疑問にこたえるために!
●飛行&空撮に免許がいるドローン
●飛行&空撮に免許がいらないドローン
●ほぼ規制に関係なく飛ばせるドローン についてわかりやすく解説していきます!

飛行&空撮に免許がいるドローンとは?

日本国内でドローンに関する法律は大きくわけて二つあります。

1 航空法
2 電波法

ドローンはこの二つの規制の対象となっているため、どちらの法律についても検証していく必要があります。

Q.航空法上の免許はあるのか!?

航空法上、ドローンに必要な免許はありません。
このあたりが誤解されやすいのですが、航空法上、ある種の規制がかかるため免許が必要と勘違いされる方が多いように思います。

航空法上の規制について整理しますね。

完全無許可でドローンを飛ばすための条件

実は、その条件とは、
「ドローン本体+バッテリー込の重量が200g以下」だけです。

つまり、200g以下のドローンであれば航空法上は規制がなく、どこでも、どんな状況でも飛ばしてOKです。

ただし、地方自治体の条例による規制、地権者の許可が取れない場合は飛ばせないこともあります。

東京や札幌などは公園での飛行を禁止する条例がありますし、横浜市などは一部の公園で、飛行時間帯や場所を規制する形で飛行OKにしている自治体もあります。

私有地の場合は200g以下のドローンといえども、基本NGと思っておいた方が良いです!

また、どこでもOKだからといって、モラルはあります。「人に迷惑をかけない」のは当然ですし、不快に思われることは避けましょうね。使い方や場所を考えないと、ドローンに対する誤解がさらに増えてしまうかも。です!

航空法上規制対象になる飛行&空撮とは?

200g以上のドローンの飛行&空撮の場合には以下の条件に当てはまる場合は、国土交通省に手続きが必要です。
1 人口集中地域を飛行&空撮する場合
2 人やモノから30m以上離れていない場合
3 夜間飛行を行う場合
4 空港や重要施設の近辺での飛行&空撮
5 イベントでの飛行&空撮
6 目視外飛行&空撮をしたい
7 FPVでの飛行&空撮をしたい

この条件をはずせば、重量が200g以上のドローンでも飛ばして空撮ができます!

わたしは200g以下のドローンDobbyと、200g以上のドローンDJIファントム3と4を所有しています。

練習するときは、上記の条件にはまらないようにしています。

首都圏で飛ばしたり空撮するならば、まずは河川敷や、規制の入っていない公園などですね。

イベントなどの場合は、国土交通省への手続きのほかに、イベント主催者の許可が必要なのはいうまでもありません。

航空法上の免許についてまとめ

国土交通省への手続きは承認または許可の手続きで、国家試験や民間試験を含めた免許は必要ありません。

ですが、民間のドローン学校などが始めている技術認定などは受けておいた方が、この承認や許可を受けやすいことは間違いなくあるようです。とはいえ、必須条件ではなく、承認や許可に唯一の条件といえるのが「10時間以上の飛行経験があること」だけです。

比較的にリスクが少ないと判断されれば、10時間以上の飛行経験があれば、手続き⇒承認という流れで申請した飛行内容に沿った飛行&空撮が可能になります。

結論!
「ドローン飛行&空撮には免許はいらない」。
飛ばすドローンや場所、状況によって航空法上の手続きを国土交通省に対して行うことで、飛行&空撮ができるようになる! というわけです!

Q.電波法上免許は必要か!?

電波法上は免許が必要です!

どういうことか具体的に説明していきますね。

2.4GHz帯、920MHz帯のドローンは技適をとっていればOK!

ドローン飛行のために使われている周波数帯は大きく3種類があります。
●2.4GHz帯
●920MHz帯
●5.8GHz帯 です。

詳しく見ていきましょう!

ドローンを含む2.4GHz帯と920MHz帯の無線機器は、電波法を所管する総務省への機器仕様などの認可が必要になります。

技適というのは、「技術基準適合証明」と「技術基準適合認定」のことで、取得した無線機器には「技適」マークがついています。

ちなみにスマホなどでは端末情報などで確認可能です。

DJIのドローンの送信機には「技適」マークがついていますね。

ファントム3スタンダード送信機

ファントム4送信機

このマークがついていない、2.4GHz帯や920MHz帯のドローンは電波法上は違法となるので注意が必要です。
並行輸入モノはついていないケースがあるので、ドローンは正規輸入モノをおススメします!

電波法違反はけっこう重くて「1年以下の懲役または100万円以下の罰金」となります。

この2.4GHz帯および920GHz帯の技適取得は「免許を不要とする技適」と言われていて、技適マークがある機器を使っている場合は免許がいらないということ。

そして、この二つの周波数帯は「技適」取得は必須となっています。

5.8GHz帯はどうすれば使えるのか?

アメリカやヨーロッパ、中国などでは5.8GHz帯がほぼ合法的にドローンの通信用として使えますが、日本では基本的には使えません。

海外仕様のDJIファントム4プロやインスパイア2は2.4GHz帯と5.8GHz帯の両方を使っていますが、日本仕様は2.4GHz帯だけを使っています。

日本で5.8GHz帯のドローンの飛行や空撮を行う二つの条件

1 「免許を受ける手続きを簡易にする技適」を取得したドローンである
2 ホビー・レジャー用であればアマチュア無線4級以上。業務用使用であれば陸上特殊無線技士3級以上をもっていること

この条件を満たして、無線局開局手続きを総務省にすればOKです。

インポーターの説明で、「アマチュア無線4級の免許と無線局開局の手続きが必要」とあるドローンであれば大丈夫。

ということは、並行モノで
「免許を受ける手続きを簡易にする技適」をとれていないドローンの場合は、ちょっとやっかいです。
技術仕様書や技適取得のためのテストが必要です。

総務省に確認したところ、各地域の窓口に直接持ち込んで技適を取得することも出来ますが。。。次のステップをクリアしなければなりません。

●申請書類審査
⇒工事設計が電波法に定める技術基準に適合すること
⇒周波数の割当が可能であること
⇒総務省令で定める無線局の開設の根本的基準に合致すること
また、必要な書類として「送信機系統図」が必要になります。

費用と労力、場合によっては業者に頼むなどして申請する手間と費用がかかります。

いずれにしても、5.8GHz帯のドローンの飛行&空撮のためには
無線技士の免許と無線局開局の申請が必要ということです!

HitecさんのHPで、手続きの概略がとてもわかりやすくまとまっていました!
ハイテックマルチプレックスHP 5.8GHzフライトデビュー

どの周波数帯のドローンを選ぶべきべきか!?

ここまで書いてきた通り、ドローン選びで注意する点は以下の三点です。
●重さが200g以下か以上か?
●通信周波数帯が2.4GHzまたは920GHz帯、あるいは5.8GHz帯なのか?
●技適取得しているかどうか?

バッテリーを含めた重さが200g以下であれば飛行&空撮の自由度は高いです。
ですが、空撮のクオリティを求めるなら200g以上のドローンが必須になります。

また、5.8GHz帯がからんでくると無線の免許や申請等々、かなり面倒で費用もかかります。

どこでも飛ばしたい! まずは練習というなら

200g以下のドローンを選ぶとよいでしょう!

200g以下のドローンの代表的インポーター、ハイテックのドローン選びなら

空撮も楽しむドローンなら

2.4GHz帯のジンバルがついたドローンがおススメです。
920MHz帯の代表モデルにDJIファントム3スタンダードがありますが、通信距離が500mと短く本格的な空撮を始めると役不足です。

入門としてはファントム3スタンダードはおススメですが、目視外の距離での空撮をしたいのであれば、DJIなどの上位モデルにステップアップが必要です。

5.8GHz帯モデルは2017年4月時点では、あまりおススメしません。

2.4GHz帯を使っているDJIのドローンが必要にして十分、むしろ日本で手に入るドローンでは最高レベルの性能を持っています。あえて、他社の5.8GHz帯のドローンを選ぶ理由が見当たりません。

DJI最新モデルファントム4プロの詳細記事は⇒ファントム4プロ7つの進化

もちろん、人とは違うドローンが欲しいというのであれば、5.8GHz帯を使っているYuneec社のタイフーンシリーズは良いですね。
ただ、必ず日本正規品を購入することをおススメします。


「免許を受ける手続きを簡易にする技適」取得していれば、無線局開局のハードルが一気に低くなるからです。

また、ハイテックマルチプレックスでも5.8GHz帯のドローンが数モデル出ていますね。

ハイテックHUBSAN X4PRO

ハイテックX4FPV

X4PRO
●1000mの通信距離
●本格的な飛行性能
●3軸ジンバル搭載
●フルHD動画&4K静止画撮影可能 な本格的モデル。アンチDJIの方にもおススメできるスペックを持っています。

X4PlusブラシレスもGPS搭載で安定した飛行を実現。価格は5万円前後とコスパの高いドローンです!

5.8GHz帯ドローンのメリット

●通信距離が長くなるポテンシャルを持っている
●FPVなどの映像通信において他の帯域に比べて遅延が少ない

2017年現在、日本に正規で入ってきている5.8GHz帯を使っているドローンでは、通信距離が長いドローンはまだ見当たりません。

しかし、DJIファントム4プロの海外仕様が5.8GHz帯を併用することで日本仕様の4kmを超える通信距離を達成しています。

総務省は産業分野でのドローン活用に備え、5.8GHz帯の帯域(厳密には5.7GHz帯)をドローン用として割り当てました。それは長距離通信を期待してのこと。これは大きなメリットです。

FPVの遅延は他の帯域の追随を許しません。ゆえにレーシングドローンは5.8GHz帯を使っているわけです。

免許&資格なしで飛ばせるドローンと、飛ばせないドローンまとめ

5.8GHz帯以外のドローンは免許がいらない。ということはご理解いただけたと思います。

今後は、もしかするとドローン活用に向けたあらたな無線技士資格が出来たりするかもしれませんね。
それほど、ドローン活用による産業・経済・社会に与える可能性は大きいと思います。

実のところ、DJIファントムシリーズでは自動飛行の機能が充実していて無線を使わず、GPSを使った自動飛行がGS Proというアプリを使うことで可能です。

これからは適度な規制とルール整理によって、より飛行&空撮がしやすい環境になればと思います。
正直なところ、日本人のドローン拒否反応は過剰だなと思っています。

アメリカやフランスのようにドローンと共存する。その可能性と現状の性能がもっと理解されることを期待します!

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