5.8GHz帯

FPV飛行5.8GHz帯を使うために

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【この記事でわかることは!?】

FPVの通信周波数帯として海外では5.8GHz帯が使われています。

ですが、この5.8GHz帯。
日本での使用は、法律上の制限があります。

とはいえ、使えないわけではない。。
「法令違反」にならないための情報をまとめました!

5.8GHz帯FPVドローン!?

※アイキャッチ画像は総務省HPより引用しました

複数のドローンインポーターが、海外から5.8GHz帯を使って
FPVの映像通信ができるドローンを輸入しています。
電波法上、疑問に思ったので
総務省と、メーカーの見解を調べてみました。

総務省の見解は!?

5.8GHz帯は業務使用でETCなどに使われていて、
屋外での使用はどうなのか?

気になったので確認してみました。

1 5.8GHz帯は屋外では周波数帯に制限ありだが、
アマチュア無線4級の免許と無線局開局で制限付きで使用可能
2 合法的には5.6GHz帯。こちらは日本でも使用が認められているので、こちらがオススメ
つまり、法律上は5.6GHz帯を使用したモデルを推奨しているということです。
理由は、5.7GHz帯や5.8GHz帯は産業用やETCとして使われているからです。

では、5.8GHz帯のモデルはどうなのか? インポーターにも聞いてみました。

インポーター5.8GHz帯使用FPVモデルについての見解

聞いた内容をまとめると、
「日本に正規輸入しているモデルは、
合法的に使用できる5.8GHz帯域の電波を使用しているため、
アマチュア無線技士4級の資格と無線局開局の際に、
5.8GHz帯を使用していることを
申請し、許可をもらえば、ホビー用に限定して使用可能

5.8GHz帯にも業務用以外に、民間使用可能な帯域があります。
その帯域を使用している機器であれば、
インポーターが正式に確認をしている正規輸入品については
ホビー用に限って、飛ばせるということです。

もちろん、前提としてアマチュア無線4級の資格と無線局の申請はしてくださいね!

電波法は結構、厳しいですよ。

電波法の規定に基づき、
1年以下の懲役又は100万円以下の罰金の罪に問われます。
更に、重要な無線局に妨害を与えると、
5年以下の懲役又は250万円以下の罰金に処せられることになります。
軽い気持ちで始めると、大変なことになります。(総務省HPより)

まとめ

日本では5GHz帯を完全合法的に
アマチュア無線で使えるのは、
前述のように5.6GHz帯と
5.7GHz帯の一部です。
総務省としては5.6GHz帯を推奨しているようです。
(他の仕様用途と被っていないのが
5.7GHz帯の5.65GHzから5.725GHz)

ただ、わかりやすく5.6GHz~5.8GHz帯を含め
5.8GHz帯として理解して良さそうです。

総務省へ問い合わせをしたところ
アマチュア無線は通称5.8GHz帯
業務用は5.7GHz帯として分けているとのこと。

5GHz帯機器の技適って!?

ちなみに日本の現行法律化では通称5GHz帯の機器は

技適が取得できません。
というのは2.4GHz帯のような
「免許を不要とする技適」は存在しないのです。

5GHz帯は機器ではなく
運用のために免許が必要になってきます。
「免許を受ける手続きを簡易にする技適」は
存在します。

ホビー用無線局開局に必要な免許と手続きなど

アマチュア無線免許+無線局開局の手続きをして
使用することで、使用周波数帯の制限付きとはいえ
ホビーユースのFPV飛行が可能になります。
ただし、無線局の空中線電力(=送信電力)は最大2Wまで。

無線局開局に際して、すでに先述の
「免許を受ける手続きを簡易にする技適」を
取得している機器であれば、即開局免許が交付されます。

個人で改造して、あくまでも個人使用の場合
車でいう車検のような形で
検査を受け、適合している機器なら
開局申請の際に、その適合資料を添付することで
開局がスムーズに行きます。

また各地域の通信局に機器を持ち込んで
検査を受けて開局を行うこともできます。

総務省に問い合わせた印象では
アマチュア無線局の開局はわりとハードルは
低いですね。

業務用FPVの場合は!?

業務用として使用する場合は
3級陸上特殊無線技士(=3陸特)の免許が必要です。
使用可能な周波数は
5652.5MHzから5752.5MHz
5655MHzから5725MHz
5660MHzから5720MHz のみで
アマチュア無線よりも使用できる帯域に制限があります。

この帯域は法律上、5.7GHzとなるようです。

さらに出力は1Wまでとなっています。

この帯域および出力の条件にみあった機器であれば
3陸特でFPVの業務使用が可能なわけです。

海外ものはそもそも使用可能な帯域がことなるので
免許があっても使用できないことがあります。

アメリカでは5.725GHzから5.85GHzまでが
無線LANとしてすでに使用されているため
この帯域を使ったドローンも存在し
FPVや映像送信に、この帯域も使われているようです。

日本ではこの帯域は、ほぼ業務用使用は不可。

このあたりに配慮し、DJI ファントム4Proや
インスパイア2の5.8GHz帯は日本仕様では使えなくなっており
操縦のために使っている2.4GHz帯で映像送信も
行っています。

おそらく、使用帯域が業務用の帯域以外を
使用していたものと思われます。

また免許がなければホビーも業務も使えないとなると
購入のためのハードルが高くなることを嫌ったのでしょう。

実際、ファントム4Pro は海外仕様よりも通信距離が短くなっています。
※本国仕様は通信距離5Kmと発表されていましたが
日本仕様は4kmとなっています。

業務用とはいえ、個人だけで使用するなら
ドローン機材の検査をできる機関などに
持ち込んで適合していることを確認する資料を
作ってもらって、開局申請を行えばスムーズに行きます。
費用は10万円以内で済みます。

その機器を販売などをする場合は
「免許を受ける手続きを簡易にする技適」ができる
機関や企業に検査と資料作成を依頼することで
購入した方が無線局を開局する際に
スムーズに手続きがすすむようになります。
ただ費用は数十万単位。
その他、クリアするハードルも高いのは事実です。

ほんの一例ですが技適取得をしてくれる団体です。
TELEC(一般財団法人テレコムエンジニアリングセンター)

こちらは、個人向けも業務用向けも対応可能なので
一度相談してみるのも良いですね!

ドローンのFPVに関する法律整備もすすんでいて
以前に比べると、ハードルは低くなっています!

ホビー用ドローンでFPV飛行
あるいは業務使用でドローンをFPV飛行や空撮を行うことも
それほど、難しくないので是非トライしてみてください!

 

 

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コメント

  1. じょー より:

    まとめの部分になって少し言っていることが変わっていますが・・・。
    5.6Ghzだけでなく、5.8Ghzでもアマチュア免許で登録できます。

    それにインポーターが正式かどうかは重要ではないと思います。
    重要なのは技適を通った5.8Ghz機器かどうか・・かと。

    1. happy より:

      じょー様

      コメントありがとうございます。
      またお読み頂きありがとうございます。

      確かにご指摘のとおり、まとめの部分が変わっているように
      感じられるかもしれません。

      改めて、整合性が取れるように修正したいと思います。

      5.8GHZ帯でのアマチュア無線免許の登録が可能なことは承知しています。

      総務省に確認したところ、厳密な意味では5.8GHZ帯のアマチュア免許の
      許可はしていないとのことです。

      ETCやその他の公共性のある帯域が優先なため
      制限付きの免許となっている。という回答をもらっているので
      このような記述をさせていただきました。

      日本正規代理店を名乗っている複数のモデルは
      基本的に技適に通っていることを確認しました。

      とはいえ、すべてのインポーターの確認ができているわけではないので
      記載をわかりやすくしたほうが良いですね。

      ありがとうございます。

    2. happy より:

      じょー 様

      お世話になっております。
      インポーターに確認したところ
      現段階で、日本の法律上では5.8GHz帯の機器で
      技適は取得できないとのこと。

      なので、先日の返信で技適を確認していたいうのは
      誤りでした。
      すみません。

      記事もわかりやすく修正します。

      ありがとうございます。

  2. じょー より:

    素晴らしいリサーチ能力をお持ちですね!

    たしか、Yuneecという会社のドローンが技適を取得していたと記憶していますが・・・。
    どういうことなんでしょうね?興味がある機体でしたので・・・。
    アマゾンのコメント欄にそのように記述されております。
    DJIのように、国内で飛ばすときのみ切り替わるのでしょうか?

    https://www.amazon.co.jp/%E3%80%90%E8%B6%85%E5%AE%89%E5%AE%9A%E7%94%BB%E5%83%8F%EF%BC%86%E3%83%97%E3%83%AD%E4%BB%95%E6%A7%98%E3%80%91-Yuneec-Typhoon-Hexacopter-Controller/dp/B01AT4BKFU/ref=sr_1_1?ie=UTF8&qid=1489489514&sr=8-1&keywords=typhoon+h

    1. happy より:

      じょー 様

      お問い合わせありがとうございます。

      返信が遅くなりました。

      5GHz帯のドローンは厳密に言えば技適を取っているわけではないんです。

      無線局を開局する際に、「免許を請ける手続きを簡易にする技適」となります。

      2.4GHz帯の技適は「免許を不要にする技適」で、区別する必要があります。

      なので、日本の代理店が日本の周波数帯にあっていることを届け出ていると考えていただければ誤解がないかと思います。

      リンクのアマゾンの製品を合法的に飛ばすには、自分でドローンの設計書などを取り寄せし、無線局開局の免許申請時に提出する必要があります。
      もし、日本の周波数帯にあっていなければ改造が必要になります。
      アメリカとは若干、認可されている5Ghz帯がずれているので、今のところは確認が必要でしょう。

      日本のYuneec社代理店では、まだ「タイフーンH」は正規には入れていないはずです。
      いまのところ、クワッドコプターのQ500ですね。
      代理店にはSkylinkさんも入っているので、しっかりと対応してくるでしょう。

      DJIの場合は日本仕様は5GHz帯を使っていないので、2.4GHz帯の技適取得のみです。
      なので、通信距離は海外仕様よりも短くなっています。

      また何かありましたら、お気軽にどうぞ。

  3. shin より:

    FPVをどうしてもやりたくて色々調べていて辿り着きました。
    貴重な情報提供ありがとうございます。
    記事を読んで一点理解できなかったのが、5.6GHzはアマチュア無線免許+無線局開局の手続きが必要なのでしょうか?

    ゴーグルにせよカメラにせよ帯域設定で5.6GHz台に設定することで、アマチュア無線免許+無線局開局の手続きをすっ飛ばすことができるのであればだいぶ楽だなと。

    ご教授いただけましたら幸いです。よろしくお願い申し上げます。

    1. happy より:

      Shin様

      コメントありがとうございます。また当サイト訪問ありがとうございます。

      さて、ご質問の件ですが
      アマチュア無線の5GHz帯の使用可能周波数は5.65~5.85となっています。

      この帯域を使ってFPV機器をご使用になる場合は、
      アマチュア無線免許および無線局開局手続きが必要となります。

      無線局開局申請書は
      http://www.soumu.go.jp/soutsu/kanto/ru/ama/dl/kaikyoku.pdf をご覧ください。

      こちらを見ていただくとわかるのですが、
      5GHz帯の「免許を受ける手続きを簡易にする技適」を取得していない機器は
      機器の使用について詳細な情報が必要になります。

      日本で認可されている帯域と、海外の認可帯域は異なるので
      前述の技適を取得していない機器の場合は、手間がかかります。
      ご注意ください。

      当方、運営のドローンショップ、Dronepowerで取り扱っている
      5Ghz帯対応ドローン及び、機器はすべて日本での使用が可能な技適を取得しております。

      ご参考になれば幸いです。

      今後ともよろしくお願いします。

      Happydrone運営責任者
      Kazmat

  4. Shin より:

    管理人様
    ありがとうございます!リンク先も確認し、おかげさまで理解できました。

    1. happy より:

      お役に立てて何よりです。ありがとうございます。

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